こんにちは、整体師の中島です。
寒い季節になると気になるのが今ものすごく流行っているインフルエンザです。 インフルエンザは、毎年多くの人がかかる感染症で、しっかりとした予防と対策が必要です
。と中医学の両方の視点から、インフルエンザの原因、治療法、予防策を詳しく解説します。
インフルエンザとは?
<西洋医学の視点>
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって行われる急性の呼吸器感染症です。主にA型、B型、C型の3種類のウイルスがありますが、A型とB型が流行の主な原因です。
インフルエンザの特徴
感染経路 → 飛沫感染や接触感染が主な感染経路です。感染者の咳やくしゃみ、ドアノブや敏感な手を介して感染します。
主な症状として
突然の高熱(38℃以上)
全身の倦怠感や寒気
筋肉痛や関節痛
喉の痛みや咳、鼻水
不安では時に嘔吐や下痢
高齢者や基礎疾患のある人では、肺炎や気管支炎、中耳炎をきたす。
【中医学の視点】
中医学では、インフルエンザは「外感病(がかんびょう)」、周囲からの病邪によってされる疾患と考えられます。 ウイルス感染症というより、「風邪(ふうじゃ)」「寒邪(かんじゃ) )」「湿邪(しつじゃ)」のような邪気(病気を考える原因)が体に侵入することで発症するとされています。
中医学的なインフルエンザの原因
風寒感冒(ふうかんかんぼう)
冷たい風や寒気体に入ることによって発症する。症状は寒気、悪寒、咳。
風熱感冒(ふうねつかんぼう)
体内に熱がこもので発症する。 高熱、喉の痛み、乾いた咳が特徴。
湿熱感冒(しつねつかんぼう)
湿気と熱が集中した状態で発症します。 重いだるさ、発汗、胃腸症状が目立ちます。
インフルエンザの治療法として
<西洋医学の治療法>
抗ウイルス薬の使用
インフルエンザ治療薬として以下のようなものがあります:
タミフル(オセルタミビル)
リレンザ(ザナミビル)
ゾフルーザ(バロキサビル マルボキシル)
発症から48時間以内に使用することで効果を発揮します。
対症療法として、
解熱剤や鎮痛剤で症状を考える。
十分な水分補給と栄養補給を行います。
合併症の予防
高齢者や基礎疾患のある方は、特に肺炎の予防が重要です。
【中医学の治療法】
漢方薬
インフルエンザのタイプに応じて、以下の漢方薬が処方されます:
風寒感冒:葛根湯(かっこんとう)
風熱感冒:銀翹散(ぎんぎょうさん)
湿熱感冒:藿香正気散(かっこうしょうきさん)
鍼灸、整体療法
鍼灸や整体療法で体の気血の流れを整え、免疫力を高めます。 代表的なツボは「大椎(だいつい)」「合谷(ごうこく)」「足三里(あしさんり)」などです。
推拿(すいな)療法
手技で首や肩、背中をほぐし、体のエネルギーを整えます。
食養生
体を温める食材(生姜、ネギ、ニンニク)を使ったスープやお粥を摂取します。
インフルエンザの予防策
<西洋医学の予防策>
予防接種
毎年のワクチン接種が、最も効果的な予防法です。
手洗い・うがい
外出後は、ウイルスの付着を防ぐために徹底します。
正しくな湿度管理
室内の湿度を50~60%に定めることで、ウイルスの活動を抑制します。
栄養と睡眠の確保
免疫力を高めるために、バランスの取れた食事と十分な睡眠が必要です。
【中医学の予防策】
温陽(おんよう)
体を温める食材を摂り、冷えを防ぎます。
気血の巡りを整える運動
太極拳や気功で体のエネルギーを整えます。
お灸で免疫力を高め
免疫力向上に効果的なツボ(足三里、大椎)にお灸を行います。
漢方茶の活用
日常的に金銀花茶や菊花茶を飲むことで、風邪やインフルエンザの予防に役立ちます。
まとめ
インフルエンザは正しい知識と対策を持つことでや予防症状の緩和が可能です。 西洋医学と中医学のアプローチを上手に知ることで、症状の改善だけでなく、再発予防や体全体の健康を守ることができます。
インフルエンザや体調不良でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。整体や鍼灸、漢方を活用しながら、健康的な冬を過ごしましょう!