「年齢のせいかな」「またこの季節か…」と、我慢していませんか?
朝、布団から起き上がる瞬間。
靴下を履こうとして前かがみになったとき。
椅子から立ち上がる、ほんの一瞬。
「イタッ…」
そんな小さな違和感が、寒くなるたびに増えていく。
でも多くの人が、
「冬だから仕方ない」
「冷えてるだけだよね」
そうやって、そのままにしてしまいます。
まず伝えたいのはこれです。
寒さによる腰痛は、我慢するものではありません。
体がちゃんと理由を持って出している、大切なサインです。
なぜ「寒さ」で腰が痛くなるのか
冷えによる腰痛は、単に筋肉が冷たいから起きているわけではありません。
実は、体の中でいくつもの変化が同時に起きています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
① 血流が落ち、筋肉が固まる
寒さを感じると、体は熱を逃がさないように血管を縮めます。
その結果、腰まわりの筋肉や靭帯に十分な血液が届きにくくなります。
血流が落ちるとどうなるか。
・筋肉が硬くなる
・老廃物が溜まりやすくなる
・動かした瞬間に痛みが出やすくなる
「動き始めが一番つらい腰痛」は、このタイプがとても多いです。
② 自律神経が乱れ、回復力が下がる
寒さは、自律神経にとって大きなストレスです。
特に、
・朝晩の急な冷え
・室内外の温度差
・エアコンや暖房による乾燥
これらが重なると、体はずっと緊張モードになります。
すると、
筋肉をゆるめるスイッチが入りにくくなり、腰が休めなくなる。
寝ても疲れが取れない腰痛は、この影響が強いです。
③ 内臓が冷え、腰に負担が集まる
意外に見落とされがちなのが、内臓の冷えです。
お腹や骨盤内が冷えると、
体は内臓を守ろうとして、腰や背中の筋肉を固めます。
これは無意識の防御反応です。
つまり腰は、
あなたの代わりに、体を守るために頑張っている場所でもあります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「腰だけ」の問題じゃないことが多い
寒さによる腰痛の人ほど、こんな傾向があります。
・お腹や足先が冷たい
・呼吸が浅い
・無意識に力が入っている
・疲れているのに休めない
腰は結果であって、原因は全身にあります。
だから、湿布やマッサージだけでは、すぐに戻ってしまうのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日からできる、体にやさしい対策
「鍛える」「伸ばす」よりも、
まずは腰が安心できる環境をつくることが大切です。
・腰を温める前に「お腹」を温める
腰が痛いと、腰だけを温めがちです。
でもおすすめは、お腹・仙骨・足首。
内側が温まると、腰の力が自然に抜けます。
・動き出す前に、深呼吸
朝起きたら、すぐ動かない。
布団の中で、ゆっくり鼻から吸って、長く吐く。
それだけで、自律神経が切り替わりやすくなります。
・「冷やさない」より「冷えきらせない」
完璧に防ごうとすると、疲れます。
大事なのは、
冷えたまま放置しないこと。
寒いと感じたら、すぐ一枚足す。それで十分です。
この文章が、
あなたが自分の体を少し大切にする時間につながれば嬉しいです。