みなさんこんばんは!
姿勢・猫背・肩こり慢性疾患専門の中島です。
本日は東洋医学からの観点で花粉症についてお話ししていきます。
中医学の養生は、身体を内側から整え、病気や花粉の侵入をよせつけないバリア力を高めることを基本としています。便利さや美食を追い求める現代の生活では、健康の基本となるこのバリア力が低下しがちになり、花粉症などのアレルギー性疾患が増加しています。
また、体力や自己回復力など身体を守る力が不足して、病気にかかりやすくなる人も増えています。
冬は”身体を養い、エネルギーを蓄える季節“にあたり、体力不足の体質を改善する絶好のチャンス。春に向けて今から体内の環境をじっくり整えておきましょう。
バリア力の強固な健康な身体づくりは、体内を巡る「気」「血」「水」のバランスを保つことが大切です。これらが不足したり流れが悪くなったりすると様々な不調が起きるため、常に自分の身体と向き合って、バランスの崩れを整えるようにしてください。
人にはそれぞれ生まれもった体質がありますが、それは自分の努力で変えていくことができます。日ごろの食事や生活習慣に気を配り、病気や花粉を寄せ付けない強い身体づくりを心がけましょう。
そもそも気、血、水ってなに?って疑問が多いと思います。
目に見えないものはやっぱり信じこめないですよね。(笑)
簡単に説明しますね。
気:体のエネルギー源。体の各機能を動かし、血液や水分の流れをスムーズにし、新陳代謝を促す働きを持っています。
血:血液のこと。健康を維持するために、全身に栄養を運び、老廃物を回収する働きがあります。
水:胃液や涙など、体内の水分のこと。体全体を潤し、体内を循環して体温調節や関節の働きをなめらかにします。
この3つが上手いこと整っているのが身体の調子が良いという証拠になります。
このバランスが悪いのは不調になるサインになります。
補う方法としては、漢方、睡眠の質を高める、食のバランス(旬のものを食べる)がありますので質問ある方は是非お聞きください。
タイプ別にお話ししていきます。
ストレスが強い人:気滞(きたい)タイプ
「気の流れが停滞して、うつ状態や胃腸系のトラブルに」
中医学ではストレスは「肝」という臓器を傷つけると考えています。この肝は「気」の流れをスムーズにし、さらに胃腸の働きをバックアップするよう働いています。胃腸の働きが悪ければ気をつくることができません。ストレスをさけるよう心がけましょう。肝の働きをサポートする香り野菜や酸味のある食材を日頃から積極的に摂りましょう。
こういう人の特徴は
憂鬱、下痢または便秘、胃痛、胃もたれ、胸くるしい、不眠、月経不順、怒りっぽい、不安
が多いです。
食養生として・・・
パセリ、ジャスミン、みかんの皮(陳皮)ハーブ類、レモン、梅、セロリ、春菊などがオススメです。
当てはまる方は、是非これを元に試してみてください。
とくに女性に多い:血虚(けっきょ)タイプ
「血の不足は大敵。体を冷やし、体力の低下に」
栄養素を豊富に含む「血」は、全身の臓器や組織に栄養を運び、潤いを与えたり、身体を温めたりする役割を担っています。また、「心(しん)」を養い、精神を安定させる働きを持っています。
この血が不足すると、臓器や各組織は栄養失調の状態に。結果、疲労感や不眠、皮膚の乾燥、手足の冷えなどの症状が現れるようになります。女性の身体は、月経のたびに血が不足しがちになるので注意が必要です。血虚の状態は婦人科の病気やお肌のトラブルにつながることも多いので、とくに注意しましょう。
症状として、
めまい、動悸、不眠、精神の不安定、月経不順、月経の量が少ない、脱毛、手足の冷え、乾燥
食の養生として、、、
レバー、すっぽん、卵、うなぎ、黒砂糖、鶏肉、干しぶどうなど。
健康に良い環境は自分でつくる
より良い生活環境をつくることは、健康のために欠かせないこと。
①睡眠をしっかり取って不足しがちな気・血を養う
②適度な運動で気の巡りを良くする
③入浴で身体を温める。
また、美味しい食事を楽しんだり、友人や家族とおしゃべりをしたり、毎日を心地よく過ごして心を元気にすることも大切です。暮らしの環境は自分自身でつくっていけるもの。ストレスを溜めず、いきいきと元気な毎日を過ごすことをぜひ意識してみてくださいね!
#heal body 整体院 by ALTURA
#花粉症
#東洋医学
#養生法