皆さんこんにちは!
さて、リクエストもあり、テイストを変えてブログの方を書いていこうと思います!
臨床では中医学の話を結構するのですが、ブログではあまり書いていませんでした。
そこで現代の症状名を
西洋医学の部分と東洋医学(中医学)の部分を分けてお話しできればと思います!
今回は筋筋膜性腰痛について、、、
筋膜性腰痛は、多くの人が経験する一般的な痛みですが、その背景には西洋医学と中医学で異なる理解があります。筋膜は現代医学において結合組織としての役割が注目されていますが、中医学では「筋(きん)」や「経絡(けいらく)」の滞りとして解釈されます。中医学と現代医学の両面から筋膜性腰痛の原因と対策を詳しく解説します。
<現代医学の視点>
筋膜性腰痛は、筋膜や筋肉が損傷したり炎症を起こしたりすることで生じる腰部の痛みを指します。筋膜は筋肉を包む薄い膜状の組織で、動きの滑らかさを助けています。この筋膜に癒着や損傷が生じると、可動域が制限され、痛みを引き起こします。
【中医学の視点】
中医学では、腰痛は「腎(じん)」と深い関わりがあるとされ、「腰は腎の府」と言われます。腎の機能が低下すると、精気が不足し、腰部が弱まり痛みが発生します。また、筋膜性腰痛は「気血の滞り」や「寒湿の侵襲」によって起こると考えられます。
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原因として、
<現代医学の視点>
筋膜性腰痛の原因には以下が挙げられます:
急激な負荷:重い物を持つ、急な姿勢の変化。
不良姿勢:長時間のデスクワークや運転。
筋力低下と柔軟性の欠如:腰部のサポート不足。
精神的ストレス:筋膜の血流を悪化させる。
【中医学の視点】
中医学では以下の要因が筋膜性腰痛の発症に関与します:
腎虚(じんきょ)
腎の弱まりにより、骨や筋肉の栄養不足が生じます。特に高齢者や過労の状態では腎虚が進みやすく、腰痛を引き起こします。
気血の滞り
運動不足やストレスで「気」や「血」の流れが悪くなり、痛みを伴う筋膜の緊張が生じます。
寒湿(かんしつ)
湿気や冷えが腰部に溜まることで筋膜が硬直し、痛みが生じます。湿気の多い地域や冬場に症状が悪化することが特徴です。
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症状として、
<現代医学の視点>
筋膜性腰痛の症状は急性と慢性に分かれます:
急性症状:突然の鋭い痛み(ぎっくり腰)、動きの制限。
慢性症状:鈍い痛み、長時間の座位で悪化、臀部や脚に放散する痛み。
【中医学の視点】
中医学では以下のように症状が分類されます:
腎虚型:腰がだるい、力が入らない。夕方や疲労時に悪化。
気滞血瘀型:鋭い痛み、痛む部位が固定される。
寒湿型:冷えた環境で痛みが悪化し、湿気の多い日には症状が強まる。
診断
<現代医学の視点>
問診と触診を中心に行い、筋膜の硬さやトリガーポイントを確認します。画像検査では筋膜の異常は映りませんが、他の疾患を除外するためにレントゲンやMRIを使用します。
【中医学の視点】
中医学では「望診」「聞診」「問診」「切診」の四診法を用いて全体的なバランスを診断します。
望診:顔色や姿勢を観察。
聞診:痛みの音や声色。
問診:生活習慣、冷えや疲れの有無。
切診:脈診や舌診で気血や腎の状態を診断。
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治療法として、
<現代医学の視点>
物理療法:温熱療法や電気療法で筋膜の緊張を緩和。
薬物療法:痛み止めや筋弛緩剤。
運動療法:ストレッチや筋力トレーニング。
【中医学の視点】
鍼灸療法
経絡やトリガーポイントに鍼を刺すことで、気血の流れを促進し、痛みを軽減します。特に「腎兪(じんゆ)」や「足三里(あしさんり)」などのツボが効果的です。
漢方薬
腎虚型:八味地黄丸(はちみじおうがん)など腎を補う薬。
気滞血瘀型:血行を改善する桃仁承気湯(とうにんじょうきとう)。
寒湿型:温湿を追い払う桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)。
推拿(すいな)療法
筋膜の癒着や血流を改善する手技療法。特に腰部の経絡を整えるマッサージが有効です。
艾灸(がいきゅう)
艾(もぐさ)を用いてツボを温め、寒湿を追い払い、痛みを和らげます。
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予防策として、
<現代医学の視点>
正しい姿勢を保つ。
適度な運動を継続する。
ストレスを管理する。
【中医学の視点】
腎を養う生活
腎の機能を高めるために、温かい食事(黒豆、山薬、くるみなど)を摂る。
気血を巡らせる運動
太極拳や気功など、経絡を整える運動を行う。
寒湿を防ぐ
冷えを避け、湿気の多い環境では乾燥を保つ。腰を温める腹巻や湯たんぽを活用。
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最後に、、、
筋膜性腰痛は、現代医学と中医学の両方の知識を活用することで、より効果的に対処できます。中医学では全身のバランスを整えるアプローチが重視されており、慢性化しやすい腰痛に適しています。自身の症状や体質に合った治療法を見つけ、予防策を実践することで、健康的な生活を送ることが可能です。専門家のアドバイスを受けつつ、自分に合ったケアを取り入れてください。
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代表プロフィール
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中島 一馬
■鍼灸師・柔道整復師・登録販売者・アロマ師脳科学・認知心理学研究者
■大阪市福島区でheal body整体院を運営。2022年に東成区に移転。
■頚椎症・坐骨神経痛・自律神経症状専門
■5万人以上の結果実績
■海外,日本での整体講師実績
■医学的な観点からのドライヘッドスパ講師、ドライヘッドスパ運営
■ファスティング指導者
地域密着型の整体院としてhealbody代表を務めます中島です。日々の臨床で西洋医学だけ、東洋医学だけという単一的な考えだけでは患者さん対応に限界を感じ、本質を求めていく際に、脳科学、心理学、古武術、物理学、西洋医学、東洋医学、オステオパシーなど数多くの視点から共通するものが出てきてそれを統合した視点で見ることで多くの患者さんの問題解決をすることができています。
痛みやシビレなどの整形外科疾患や頭痛、めまい、うつ等の自律神経失調症などで苦しむ患者さん、原因がわからなくて困っている患者さんをより多く救いたいという思いから大阪市福島区で独立開業。今では移転し、東成区、天王寺区、生野区周辺の地域医療へのさらなる貢献を目標に日々奮闘しております。
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【大阪府大阪市東成区】
heal body 整体院【頚椎症・坐骨神経痛、自律神経専門院】
肩こり・腰痛・姿勢改善はもちろんのこと頚椎症・五十肩・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症・自律神経症状でお悩みの方は、現在口コミで好評の大阪市東成区・天王寺区コリアタウン鶴橋 駅チカの整体【heal body 整体院】まで一度ご相談ください。
施術だけではなく、体の使い方、脳、心の扱い方を理解し、感覚を上げていく一見変わった整体院です。仕事帰りや遠方からも来られます。アクセスでは大阪環状線JR、近鉄鶴橋駅徒歩1分。JR桃谷駅、玉造駅徒歩8分。近鉄大阪線上本町駅徒歩8分。近鉄大阪線大和八木駅電車で30分。近鉄奈良線生駒駅電車13分。阪神線甲子園電車で30分。千日前線なんば電車で7分です。
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